福井商工会議所が保管ワクチン廃棄へ 冷凍庫の温度記録取れず

福井商工会議所は、新型コロナウイルスの職域接種で余った360回分のワクチンについて、保管していた冷凍庫の温度記録が取れていなかったとして廃棄することになったと発表しました。

福井商工会議所では、ことし8月から10月まで、中小企業の従業員などを対象に新型コロナウイルスの職域接種を独自に行い、県内の2141事業所のあわせて9086人が接種しました。
商工会議所では、余った360回分のワクチンを国に返却するため、保管に使った冷凍庫の温度のデータを記録する装置を確認したところ、11月17日までの14日間分のデータが取れていなかったということです。
装置は、冷凍庫とともに国から貸与され、5分に1回、冷凍庫の内部の温度を測定し、モデルナ社製のワクチンがマイナス20度に保たてれいるか確認するものですが、記録が取れる上限が1万回までとなっていて、データが残らなかったということです。
商工会議所では、冷蔵庫の電源のトラブルなどはなかったとしていますが、保存状態の確認ができないため、国から廃棄するよう指示されたということです。
福井商工会議所の高見和宏専務理事は「国から提供された貴重なワクチンを廃棄することになり、お詫び申し上げます」と話しています。