風間浦村の海岸で観光客が「ふのり採り」体験

今が旬の「ふのり」が特産の青森県風間浦村の海岸で、観光客たちに「ふのり」採りを楽しんでもらう体験イベントが開かれました。

風間浦村では、かつて海岸の護岸工事などで使われた岩の表面に大量の「ふのり」が付着したことから、ふのり採りが盛んに行われるようになり、いまでは村の特産品になっています。

ふのり採りの体験イベントが開かれるのは新型コロナウイルスの影響で2年ぶりで、県内外から23人が参加しました。

会場となった一帯の海岸では一般の人は勝手に採ることはできないため、特別に許可を得て1人3500円の参加料を支払ったうえでの挑戦です。

参加者たちは潮が引いた浅瀬に入ると、岩の表面にびっしりと生えたふのりを次々に手で摘みとっていました。

ふのりは持ち帰りOKで腰につけたかごがいっぱいになるまで夢中で採っていました。

また、26日はサプライズで海岸に5匹のタコが放され、ふのり採りの最中にタコを捕まえて歓声をあげる参加者の姿も見られました。

参加者は「たくさん採れてとても楽しかった」とか「ふのりのみそ汁が大好きなのでみそ汁や天ぷらにして味わいたい」と話していました。