ホタテのかごを改造したそりで速さ競うレース 平内町で開催
養殖ホタテの生産量が青森県内で最も多い平内町で、ホタテを入れるかごを改造したそりに乗って、滑り降りる速さを競うイベントが初めて開かれました。
このイベントは、町の教育委員会などで作る「平内町スポーツ推進委員協議会」が地元のスキー場で12日に初めて開き、県内の小学生から50代までの40人が参加しました。
レースに使われたのは、ホタテや漁に使う道具などを入れる「万丈篭」と呼ばれるかごの底に、スキー板2枚をとりつけて改造したそりです。
レースは年代や性別ごとに4つの部門に分かれて行われ、参加者たちはスキー場の斜面に設けられたおよそ40メートルの雪のコースをストックも使って颯爽と駆け抜け、いいタイムが出ると会場から歓声があがっていました。
参加した50代の女性は「雪がやわらかくなっていたのでちょっと危ないなと思いましたが、楽しかったです」と話していました。
主催した団体の蝦名文治会長は「冬の遊び場が少ない時期に地元のもので何かできないかと思った時に、かごが使えると思って開催しました。今後もみなさんが楽しめるようイベントを続けていきたいです」と話していました。