「あなたの町の3・11と津波ハザードマップ」三沢市南部

東日本大震災の被害や「日本海溝」などを震源とする巨大地震と津波について伝えるシリーズ。
7日から2日間は三沢市についてお伝えします。

まず7日は南部の地域です。

東日本大震災では三沢漁港にある水揚げ作業を行う桟橋が津波で流されたほか、漁協の事務所など港の近くにあったさまざまな施設が浸水するなど大きな被害を受けました。

また、漁船97隻が流されるなどしたほか、大型の定置網やイカ釣り機などにも被害が出ました。

こうした被害を大きく上回ると想定されているのが日本海溝などを震源とする巨大地震と津波です。

新たな想定では三沢漁港のある三沢市南部には、津波の第1波が30分余りで到達するとされています。

また、一部の地域では、海沿いを走る国道338号線を越えて押し寄せるおそれがあります。

国道沿いにある三川目小学校や東日本大震災後、内陸に移設された漁協の事務所も浸水すると想定されています。

三沢市では東日本大震災の津波で2人の命が失われています。

大切な命を守るために避難経路を確認してください。