つがる市でメロンの接ぎ木作業盛ん 苗を丈夫に育てる

メロンの生産が青森県内でもっとも盛んなつがる市で、苗を丈夫に育てるための「接ぎ木」の作業が盛んに行われています。

青森県つがる市木造にある木村文宣さんの作業場では、先月下旬から、メロンの苗を育てる作業が始まっていて、今は接ぎ木の作業が最盛期を迎えます。

6日は、木村さんの家族など10人が、5センチほどに成長した主力品種の「タカミ」などの苗をカッターで切り取り、別の品種の苗にそっと差し込んで、つなぎ合わせる作業を繰り返していました。

接ぎ木した苗は、土の入ったトレーに植え替え、温度と湿度が一定に保たれた専用の部屋に移されていました。

メロンの苗は、接ぎ木をすることで枝が割れる病気などに強くなるということで、4日ほどで根が出始めるとさらに農業用ハウスに移して育てられ、早ければ来月中旬から近隣の農家や農協などに届けられるということです。

木村さんは、およそ20万本の苗を育てることにしていて、「メロンの苗は温かいほうが成長が早い。気温の変化に気をつけながらいい苗を育てていきたい」と話していました。