「あなたの町の3・11と津波ハザードマップ」階上町

東日本大震災の被害や「日本海溝」などを震源とする巨大地震と津波について伝えるシリーズ。
3日は、階上町についてお伝えします。

階上町では、12年前の東日本大震災で津波が押し寄せ、漁港の施設や海沿いの道路などが浸水しました。

八戸工業大学の調査によると津波の高さは10メートルを超えたとみられます。

階上町では、住宅12棟が全壊したほか、所属する漁船の半数ほどにあたる124隻が被害を受けました。

日本海溝などを震源とする巨大地震と津波の想定では、最大で21.5メートルの津波が押し寄せ、海沿いの広い範囲が浸水するおそれがあります。

この想定では、沿岸のすべての地域で津波の第1波の到達がおよそ30分と、これまでと比べ10分ほど短くなっています。

一方、階上町では高台に避難するには長い坂を上る必要があり、時間がかかるおそれがあります。

いざというときにすばやく避難できるようふだんから避難ルートを確認をしてください。