中泊町の6年生が卒業記念にねぷた絵の技法使い たこを制作
青森県中泊町の小学6年生の子どもたちが、小学校生活最後の思い出を作ろうと、2日、ねぷた絵などの技法を使ったオリジナルのたこを完成させました。
たこを制作したのは、中泊町の小中一貫校、こどまり学園の6年生14人で、1日から縦94センチ、横50センチの凧絵に挑んでいました。
2日は、地元の職人に教わりながら凧絵の仕上げ、色つけを行いました。
子どもたちは、墨で描いた武者や美女、それにカッパなどの絵に黄色や緑色の染料で丁寧に色を塗り、髪の毛や輪郭には、墨を水で薄めた「薄墨」を使ってぼかす、ねぷた絵特有の技法も使いながら完成させていました。
そして、竹で作った骨組みに接着剤を塗り、慎重に絵を貼り付けると、オリジナルのたこが完成しました。
完成したたこは、今月17日に行われる卒業式で飾られるということです。
6年生の男子児童は「いろいろな色を塗った唯一無二の作品ができた。6年間の学校生活を思い出しながら作業した」と話していました。
別の女子児童は「初めて作りましたが、迫力のあるいいたこができてよかった。卒業式では凧絵をすてきだなと思って見てもらいたい」と話していました。