青森 七戸町 弘前大学と協定 地域課題の解決や町発展へ連携

大学との連携によって地域課題の解決や町の発展につなげようと七戸町が弘前大学との協力関係を強化する協定を結びました。

七戸町は人口減少や高齢化をはじめとする課題の解決に向けて28日、弘前大学との協力関係を強化する包括的な協定を結び、町内で締結式を開きました。

締結式で弘前大学の福田眞作学長は「これまで医療分野で支援してきたが、今後はさまざまな分野で協力して町の発展に貢献したい」とあいさつしました。

協定書には地域産業や文化の振興のほか健康や医療分野の推進などあわせて8つの項目で協力関係を強化することが盛り込まれています。

具体的には町が現在進めている風力や地中熱など再生可能エネルギーの実証データを大学と協力して収集し、将来的にはこうしたエネルギーを活用した農作物の生産を目指すなどとしています。

七戸町の小又勉町長は「町が進める『ゼロカーボン』など各分野で弘前大学が持つ学術的な知識を活用でき課題の解決につながると期待している」と話しました。