中泊町特産の高級魚「メバル」 漁業関係者が稚魚を海に放流

中泊町特産の高級魚、「メバル」の資源を守ろうと、7日、地元の漁業関係者が、メバルの稚魚を海に放流しました。

中泊町では、地元特産の魚、メバルの稚魚を放流する取り組みを、平成27年から毎年行っています。

7日は、「県産業技術センター水産総合研究所」で250日間にわたって育てられた体長8.5センチ、重さ10グラムほどのメバルの稚魚、およそ2000匹が、トラックで小泊漁港に運ばれ、地元の漁業者などが、水槽からバケツに稚魚を入れ替えて、岸壁から小泊沖に向かって次々と放流していきました。

放流を行った小泊漁業協同組合によりますと、メバルの稚魚は、3年から5年ほどで体長20センチほどに成長し、漁獲できるようになるということです。

小泊漁業協同組合の小林寿伸参事は、「メバルの放流を継続することで安定的な漁獲が期待できます。水総研の皆さんに育ててもらい十分な大きさになりました。これから稚魚たちが大きく育ち皆さんにおいしく味わってもらえるようになると思います」と話していました。