中泊町で撮影された写真で町の歩みを振り返る企画展
中泊町で、明治から平成にかけて撮影された風景や人々の姿を通じて、町の歩みを振り返る企画展が開かれています。
この催しは、明治から平成にかけて地元の人たちが撮影した写真から、町の発展の歴史を知ってもらおうと中泊町博物館で開かれています。
会場にはおよそ700点の写真が壁や天井などに展示され、このうち、農民が足踏みの水車を回して田に水を引く場面を捉えた昭和29年の写真は、中里地区の新田開発を今に伝える貴重な1枚です。
また、中里地区の大通りを紹介するコーナーでは、道路の土がアスファルトへと代わるなど、昭和5年から半世紀の間に近代的な町並みに変わっていった様子を知ることができます。
このほかに、当時、「津軽半島最後」と言われた熊の捕獲を記念して撮られた、明治43年の貴重な写真も展示されています。
中泊町博物館の神典子主幹は「中泊町の歴史を振り返るさまざまな写真を展示しているので、自分のご先祖様や知り合いを探したりして楽しんでほしい」と話していました。
「あの日あの瞬間〜写真が語る中泊〜」展は、中泊町博物館で3月26日まで開かれています。