“杉林燃やす”階上町の元職員に検察が懲役3年6か月を求刑

ことし5月、階上町で枯れ草などに火をつけて杉林を燃やしたとして森林法違反の罪に問われている階上町の元職員に対し、検察は懲役3年6ヶ月を求刑しました。

階上町の元職員、小守陽貴被告(40)はことし5月、階上町の森林で枯れ草などにライターのようなもので火をつけて、杉林などおよそ7000平方メートルを焼いたとして森林法違反の罪に問われています。

7日、青森地方裁判所八戸支部で開かれた裁判で検察は「森林を守るべき立場の公務員が連続的な森林放火に及んだけうな事案で地域住民らの信頼を裏切る悪質な犯行だ」と指摘しました。

その上で「隣接する森林や人の生命・身体にも被害が及びかねず社会的影響は軽視できない」と述べ懲役3年6ヶ月を求刑しました。

一方、弁護側は、「被告人は罪を認めて反省し、懲戒免職を受けるなどすでに十分な社会的制裁を受けている」などとして執行猶予のついた判決を求めました。

判決は来月18日に言い渡される予定です。