小坂町 観光施設の寝台特急「あけぼの」の整備 改めて検討へ
小坂町は観光施設「小坂鉄道レールパーク」で、宿泊施設として活用していた寝台特急の車両を整備し直して営業を再開することにしていましたが、整備費用をめぐり議会と折り合わなかったことから、町は対応を改めて検討することにしています。
小坂町が運営する観光施設「小坂鉄道レールパーク」では、かつてブルートレインとして東京・上野と東北を結んでいた寝台特急「あけぼの」の車両を宿泊施設として活用し、宿泊客を乗せて施設内を走る時間も設けられました。
本格営業が始まった平成28年以降は毎年2000人前後が宿泊していましたが、新型コロナの影響で3年前から営業を取りやめていました。
町はことし秋までの営業再開を目指して、傷んだ車両を整備し直すための費用1700万円余りを新年度の当初予算案に盛り込みましたが、町議会は整備費用がかかりすぎるなどとして16日、予算案を否決しました。
小坂町は対応を改めて検討することにしていて、今月中に臨時議会を開いて、予算案を再び提案することにしています。