兵庫 福崎町に新たな「妖怪ベンチ」 町内で20基目の設置
リアルで不気味な妖怪のオブジェで町おこしをしている兵庫県福崎町で、新たな妖怪が座るユニークなベンチが設置されました。
町内に設置された「妖怪ベンチ」は20基目です。
福崎町は、民俗学者の柳田國男の出身地で、著書の「妖怪談義」などにちなんで、妖怪で町おこしをしています。
町内には、コンビニの前などに、「一反もめん」や「一つ目小僧」といった妖怪のオブジェが座るベンチがあり、このほど20基目となる新たな「妖怪ベンチ」が設置されました。
新たなベンチは飲食店の前に置かれ、「洗濯狐(せんたくぎつね)」と呼ばれる妖怪が座っています。
夜になると川で洗濯をするとされる妖怪で、これをイメージして、子ギツネが洗濯おけの中で泡まみれになっている様子も表現されています。
ベンチの制作を手がけた造形作家の福田雅朗さんは、「後世に残るものなので思いを込めました。また妖怪たちに会いに来たいです」と話していました。
飲食店の店長の松岡正人さんは、「妖怪ベンチを探して歩いている観光客を見かけたこともあるので、地域を盛り上げるためにこの取り組みを続けてほしいと思います」と話していました。