創建1300年 元興寺で特別展


ことし創建1300年を迎える奈良市の元興寺で、寺ゆかりの国宝の仏像などを集めた特別展が、13日から開かれます。

この特別展は、世界遺産にも登録されている奈良市の元興寺が、ことしで創建1300年となるのを記念して開かれます。
かつて寺の旧境内で安置され、現在、奈良国立博物館で保管されている3体の仏像が特別に公開されることになり、これに先だって12日に、僧侶らがお経を唱えて法要を営みました。
公開される仏像のうち、9世紀に作られた国宝の「薬師如来立像」は高さがおよそ1メートル65センチ、どっしりとした体つきと小ぶりの顔が特徴で、江戸時代に焼失した五重塔の本尊だったと伝えられています。
また、重要文化財の「十一面観音立像」は高さが1メートル90センチ余りで、胸元にある渦のような文様や両膝にかけて衣が掛かる様式などから13世紀の鎌倉時代の作とされています。
元興寺の辻村泰善住職は「貴重な仏さまが奈良町に戻ってありがたい気持ちです。元興寺が大きな寺であり1300年続いてきた歴史を感じてもらいたい」と話していました。
この特別展は9月27日まで開かれます。