歴史ドラマ 哀しみの暴君 ネロ

BS2
前編 放送終了
後編 放送終了


「暴君」。それが、多くの人が持つローマ帝国の皇帝ネロのイメージだろう。2人の妻と実の母を殺し、ローマの町に火を付けたネロは暴君そのものだ。しかし、そのイメージの裏に、実はもっと複雑な真実が隠されている。 あまり知られてないが、若き日のネロは、正義感に溢れ、理想に満ちた青年だった。彼の治世、最初の5年間はローマ帝国の黄金時代と言われている。幼い時に父親を目の前で殺害され、母親と引き離され、奴隷の身分に放り投げられたネロ。彼は、そうした状況にもめげず、多くの貧しい人々のために立ち上がり、皇帝への道を駆け上がっていったのである。そんな皇帝ネロが、なぜ、「暴君」へと堕ちていったのか? 番組では、運命に翻弄され、家族の愛情を奪われたネロが、周囲の思惑によって繊細な精神を傷つけられていく過程が克明に描かれていく。 「哀しみの暴君ネロ」は、今まで、あまり知られていない皇帝ネロの素顔を描き、堕ちた暴君の真の姿を伝えていく歴史ドラマである。


あらすじ

[前編] 皇帝誕生

ネロの父は8歳の時、目の前で皇帝カリギュラに暗殺された。母は孤島へ、ネロは奴隷の身分へと放り出された。それから10年、ネロは奴隷の女性と愛し合う音楽好きの青年に成長していた。そんな彼に転機が訪れる。皇帝カリギュラが暗殺され、母が帰国したのだ。母はネロを皇帝にするため動き出す。自ら新皇帝の妻となり、ネロを皇太子にしたのである。そうした中、母はネロの恋人アクテが邪魔になると考え、仲を引き裂く。幼い頃から愛情に飢えていたネロは、心の支えだった恋人を失い、失意にくれる。そんなネロを母は策略を張り巡らせ皇帝へ押し上げて行く。前編は、ネロが16歳で即位するまでの歩みを描く。

[後編] 堕ちた皇帝

皇帝ネロを悩ましたのは息子をコントロールする母の存在。アクテの一件も母の差し金と知ったネロは正妻を無視、アクテとよりを戻す。母は激しくネロを非難、前皇帝の息子ブリタニクスが皇帝になるべきだったと言い出した。ネロは、激しい葛藤の末、ブリタニクスを毒殺、母親を追放して殺害した。この頃から、ネロの精神は壊れていく。ローマの町に火をつけ、キリスト教徒を迫害した。恋人アクテもついに彼を見放す。そして、ついに、皇帝打倒の動きが盛り上がり、ネロは奴隷時代の村近くで、自ら命を絶った。


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キャスト

ネロ ハンス・マシソン Hans Matheson (声:坂詰貴之)
アクテ リーケ・シュミット Rike Schmid (声:落合るみ)
アグリッピーナ
(ネロの母)
ラウラ・モランテ Laura Morante (声:八十川真由野)
セネカ マティアス・ハービッヒ Matthias Habich (声:大塚周夫)
クラウディウス マッシモ・ダッポルト Massimo Dapporto (声:佐々木勝彦)
カリギュラ ジョン・シム John Simm (声:森川智之)

スタッフ

制作総指揮 サルバトーレ・モレロ Salvatore Morello
ピエトロ・ディオーニ Pietro Dioni
マイケル・コーワン Michael Cowan
ジェイソン・ピエット Jason Piette
制作 ルカ・ベルナベイ Luca Bernabei
ピート・マッギー Pete Maggi
脚本 フランチェスコ・コンタルド Francesco Contaldo
ポール・ビリング Paul Billing
撮影 ジョバンニ・ガラッソ Giovanni Galasso
音楽 アンドレア・グエラ Andrea Guerra
演出 ポール・マーカス Paul Marcus

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2004年イタリア作品