
16世紀、ヨーロッパの覇権を握り、大英帝国の基礎を築いたイングランド女王エリザベス1世は、死ぬまで独身を通して、バージン・クイーンと呼ばれた。そんな女王に取り入ろうとする男たち。そして、背後に渦巻く陰謀。愛と陰謀に揺れたエリザベス1世の半生を、王宮を舞台に描く。
エミー賞 ミニシリーズ・TV映画部門
最優秀作品賞、最優秀主演女優賞(ヘレン・ミレン)、ほか全9部門で受賞!
制作:カンパニー・ピクチャーズ(2005年イギリス)
NHK初回放送:BShi 2006年9月
エリザベス女王の即位から20年。プロテンスタントのイングランドは、スペインやスコットランドなどカトリック勢力に狙われていた。暗殺・裏切り・侵略……女王の周りは常に陰謀が渦巻いていた。
女王は穏健派カトリック国のフランスの公爵と政略結婚すべきか迷っていた。女王を支え続ける愛人レスター伯などの大反対があったからだ。ところが、ある時、レスター伯は結婚していたと分かる。女王は彼を王宮から追い出し、公爵との結婚を決意するが、結局、国民の反対にあい、諦めることに……。
7年後、女王の危機が訪れる。ローマ教皇が女王を異端者として破門したのである。女王は、信頼できるレスター伯を呼び戻すことに。ローマ教皇は、女王の親せきでスコットランド女王メアリーを利用していた。女王は、スコットランドによる暗殺計画を疑い、加担した人間を一網打尽にして、メアリーをはじめ、全員を公開処刑とする。
1588年、ついに宿敵スペインが無敵艦隊をイングランドに送り込む。迎え撃つイングランド。女王はレスター伯と共に前線基地に泊り込む。戦闘から帰ってきた船には、勝利の旗が掲げられていた。大喜びするイングランドの兵士たち。しかし、レスター伯は病で倒れ、その直後に命を落とす……。女王は悲しみの中、勝利の演説を行うのであった。
世界貿易を握り、絶対主義国家への道を進むイングランド。女王はレスター伯の義理の息子エセックス卿を新たな恋人にしていた。
女王の愛情を受けながら、彼は王宮での地位を高め、顧問官にまで上りつめる。わがまま放題のエセックス卿を他の顧問官は快く思ってはいなかった。彼は女王の歓心を買うため、ポルトガルに遠征したり、主治医のロペスを無実の罪で処刑したりと、傍若無人な振る舞いを見せる。しかし、彼が顧問官ウォルシンガムの娘を妊娠させたと知り、2人の蜜月は終わりを告げる。
いくら愛情をかけても、エセックス卿が思いのままにならないことに耐え切れなくなった女王は、彼をアイルランドに送る。ところが、彼は、そこで女王に相談なく、アイルランドの反イングランド勢力と和平を結んでしまう。もはや2人の溝は広がる一方だった。
女王の寵愛を無くした彼は、メアリーの息子ジェームズに利用され、王宮に銃を向けてしまう。女王はかつて愛した男を反逆罪で捕らえ、断頭台へ送る。2年後、45年の間イングランドを統治した、独身の女王は、静かに息を引き取る……。





| エリザベス1世 | ヘレン・ミレン | (声:倉野 章子) |
| レスター伯 ロバード・ダドリー | ジェレミー・アイアンズ | (声:菅生 隆之) |
| エセックス伯 ロバート・デヴァルー | ヒュー・ダンシー | (声:小森 創介) |
| スコットランド女王 メアリー・スチュアート | バーバラ・フリン | (声:木村 有里) |
| フランシス・ウォルシンガム卿 | パトリック・マラハイド | (声:佐々木 勝彦) |
| バーリー卿 ウィリアム・セシル | イアン・マクダーミド | (声:稲垣 隆史) |
| ロバート・セシル | トビー・ジョーンズ | (声:後藤 哲夫) |