世界的富豪ゴードン・クロードの別荘でガス爆発事故が発生した。ゴードン本人は死亡。ゴードンの新妻ロザリーンと、その兄デビッドは奇跡的に一命を取り留める。
それから2年。ロザリーンとデビッドの厳しい遺産管理により、クロード一族は苦しい生活を強いられていた。そんな一族にとってロザリーンは邪魔者。一族の反感の矢面に立たされたロザリーンは、日に日にしょうすいの度を深めていく。
クロード一族と親交のあるポワロは、一族の主催するパーティーに招かれた。しかし華やかな裏に憎しみの渦巻くパーティーは、波乱のうちに幕を閉じる。
その翌日、ポワロが泊まる宿にイノック・アーデンと名乗る謎の男が現れた。アーデンはデビッドを呼び出し、ロザリーンの前夫は生きていると告げる。前夫が生きていればロザリーンは重婚となり、ゴードンの遺産相続権を失うことになるのだ。アーデンはクロード一族にはそのことを秘密にすることを条件に、2万ポンドの金を要求してくる。要求に応じ、ロザリーンに金の用意をさせるデビッド。しかし翌朝、アーデンは死体となって発見された…。