自動運転バスの試乗会 22日からJR箱崎駅周辺で実証実験
バスの運転手不足などの社会課題の解決につなげようとJR箱崎駅周辺で22日から始まる自動運転バスの実証実験を前に試乗会が行われました。
自動運転バスの実証実験は福岡市や九州大学などがバスの運転手不足などの社会課題の解決につなげようとJR箱崎駅周辺で行います。
実証実験が22日から始まるのを前に、20日は地域の人たちなどを招いて試乗会が行われました。
使用されるバスはアクセルやブレーキなどを自動で操作するレベル2の自動運転が可能で、GPSや車体のセンサーの情報などをもとにあらかじめ決められたルートを走ります。
動き出すときやドアの開け閉めは、同乗するオペレーターがコントローラーで操作します。
12月3日までの期間、JR箱崎駅周辺の医療施設や商業施設をめぐる片道およそ1.8キロのルートを、午前10時台から午後4時台にかけて1日に片道、6便ずつ運行され、乗車は無料です。
試乗した男性は、「想像していたよりも発進するときや加速する時にスムーズだった」と話していました。
自動運転バスの運営を担当する会社の佐治友基社長は「都市の中心部は人が運転し、あまり人が乗らない地方では自動運転バスが回る。その組み合わせで、運営できる路線の増加や維持とバス事業者の生産性拡大を目的にしている」と話していました。