敬老の日 うきは市の農産物の直売所で交通事故防止を呼びかけ

「敬老の日」の18日、お年寄りが関係する交通事故をなくそうと、福岡県うきは市で交通安全キャンペーンが行われました。
この催しは、地元の警察署が「敬老の日」にあわせてうきは市にある農産物の直売所の広場で行い、警察官たちが買い物に訪れたお年寄りに交通安全を呼びかけるチラシを配ったり、夜間の事故を減らそうと直接、反射材をかばんに取り付けてあげたりしていました。
また、会場では、お年寄りたちが自動車の自動ブレーキを体験したり、反射スピードを測定する装置を使って現在の反射能力などを確認したりしていました。
反射スピードを測定した70歳の男性は、「もっと早くできると思ったが難しかった。自分は、若くないという自覚を持って車を運転していきたい」と話していました。
福岡県警察本部によりますと、ことし県内では先月末までにお年寄りが関係する事故が、去年より231件多い4989件発生し、48人が亡くなっているということです。
うきは警察署の服部交通係長は「高齢のドライバーは自分の体力の衰えを認識した運転を心がけ、歩行者も明るい服装を心がけるなど交通安全に十分、留意してほしい」と話していました。