【独自】教員200人余不足 県内の政令市除く公立小中学校 

教員不足が深刻さを増す中、福岡県内の政令市を除く公立の小・中学校で、教員が200人あまり不足していることが分かりました。
代わりの教員が見つからないケースが増えているということです。
これは、福岡県教育委員会が政令市を除く県内の公立の小・中学校で働く常勤の教員の配置状況を調査しまとめたものです。
それによりますと、5月1日の時点で小・中学校あわせて教員が209人不足していることが分かりました。
内訳は配置されるべき定数に足りていない欠員が113人で最も多く、次いで育休や産休による欠員が66人、病気や介護などのための欠員が30人となっています。
県教育委員会は、非常勤の教員を雇ったり臨時免許を交付したりして欠員の補充に努めていますが、代わりの教員が見つからないケースが増えているということです。
県教育委員会は、引き続き教員免許を持ちながら教職に就いていない「ペーパーティーチャー」の掘り起こしを進めるなどなり手の確保を急ぐことにしています。
福岡県教育委員会教職員課は「補充できる人材がいない状況が続いている。これからの時期は退職者を中心にした声かけなどを行っていきたい」としています。