春日市 政務活動費着服の議会事務局職員懲戒免職

春日市の議会事務局の職員が、政務活動費あわせて100万円余りを着服したとして、懲戒免職の処分を受けました。
懲戒免職の処分を受けたのは春日市議会事務局の40代の男性主査です。
議会事務局によりますと、男性主査は、令和2年度から昨年度までの3年間、事務局が保管する議員や会派の政務活動費の通帳と印鑑を持ち出し、あわせて104万円余りを着服していたということです。
聞き取りに対し、主査は「ギャンブルや借金の返済などに使った」と話していて、全額、返金されたということです。
また、監督責任として4人の上司を減給10分の1、1か月の処分にしました。
春日市議会事務局は今後、通帳などは議会事務局で保管せず、議員や会派が各自で管理することとし、再発防止に努めるとしています。
春日市議会の中原議長は「市議会として政務活動費の管理のあり方を見直すなど再発防止策を徹底する」とコメントしています。
また、井上市長は「市政に対する市民の皆様の信頼を大きく損なうものであり、心からおわび申し上げます」としています。