暴力団に情報漏洩の罪 元警察官 初公判で起訴内容認める 

犯罪歴や捜査に関する情報を暴力団などに漏らしたとして、地方公務員法違反の罪に問われている田川警察署の元巡査長の初公判が開かれ、元巡査長は起訴内容を認めました。
田川警察署の元巡査長、田中恭平被告(35)は、去年8月からことし6月にかけて指定暴力団の組長や知人ら4人に対して犯罪歴や捜査に関する情報をあわせて7回漏らしたとして、地方公務員法違反の罪に問われています。
きょう福岡地方裁判所で初公判が開かれ田中元巡査長は、起訴内容について間違いがあるかと問われたのに対し「ありません」と述べて起訴内容を認めました。
検察は「金銭の見返りを期待して犯行に及んでいて、動機は身勝手で酌量の余地は皆無だ。関係を絶つべき暴力団にも情報を漏洩していて、警察への信頼を著しく失墜させた」などとして懲役1年2か月を求刑しました。
一方、弁護側は「被告は取り調べの段階から一貫して容疑を認め、捜査に協力を惜しんでいない。反省を深めて警察官の職を辞していて再度、犯罪に手を染める危険は皆無だ」などとして執行猶予の付いた判決を求めました。
裁判はきょう1日で審理を終え、判決は今月26日に言い渡されることになりました。