筥崎宮で「お潮井取り」 砂で厄よけ・豊作祈願 博多伝統神事

福岡市の筥崎宮で、厄よけや豊作祈願のために境内の浜から砂を持ち帰る伝統の「お潮井取り」が行われました。
筥崎宮のお潮井取りは、春分の日と秋分の日に近い戊の日に、境内にある箱崎浜から砂を持ち帰って厄よけや家内安全、豊作祈願をする博多伝統の神事です。
22日は箱崎浜に、博多湾で取れた10トントラック2台分の砂が積み上げられ、訪れた人たちが「てぼ」と呼ばれる竹かごや袋に砂を詰めていました。
持ち帰られた砂は、厄よけのために玄関先でまかれたり、豊作を願って田畑にまかれたりするということです。
また、本殿では神事が行われ、砂を供えて参拝する人の姿も見られました。
子どもの頃からお潮井が玄関先にあったという80代の女性は、「子供の頃からふりかけて出かけるから、これがないと安心して出かけられないです。元気に来られてうれしいです」と話していました。
筥崎宮の飯田元矩権禰宜は、「厄除け、家内安全、五穀豊じょうの神事なので、コロナでいろいろ大変な時期もあったと思いますが、みなさま元気になっていけばいいと思います」と話していました。
お潮井取りは午後5時まで行われ、22日はおよそ2000人が訪れる見込みだということです。