児童虐待防止でNPOが要望書提出 福岡県などに

21日判決が言い渡された、篠栗町で5歳の男の子が餓死した事件をはじめ、児童虐待があとを絶たない中、虐待をなくす活動を続けているNPOが「児童相談所は警察などとすべての情報を共有し子どもを救うべきだ」とする要望書を提出しました。
要望書を提出したのは、児童虐待の防止活動に取り組む東京のNPO「シンクキッズ」です。
要望書では、きのう福岡地方裁判所で判決が言い渡された篠栗町の5歳の男の子の餓死事件について母親の「ママ友」による被害者家族の「支配」が注目されたものの、当時の児童相談所の虐待リスクの評価の甘さや対応のまずさの問題に目を向けるべきだとしています。
その上で子どもの命を救うための要望として児童相談所が把握するすべての情報を警察などの関係機関と共有する「全件共有」を進めて連携を強化すべきだと求めています。
このNPOは要望書を福岡県などの関係機関に送ったということで、代表理事の後藤啓二弁護士は「児童相談所の対応に改善がみられないことに、驚きを通り越して怒りを感じている。児童相談所だけでは対応が困難だということを理解して、虐待リスクを格段に小さくする情報共有の徹底に努めてほしい」と話していました。