10人死傷事故 2審も実刑判決

4年前、福岡市の病院にタクシーが突っ込み、入院患者など3人が死亡、7人が重軽傷を負った事故で、過失運転致死傷の罪に問われたタクシーの運転手に対し、2審の福岡高等裁判所は被告側の無罪の主張を退け、1審に続き、禁錮5年6か月を言い渡しました。
4年前、福岡市博多区の総合病院にタクシーが突っ込み、入院患者の遠藤一行さん(当時53)と、見舞いに来ていた花田盛幸さん(当時44)、妻の美佐代さん(当時44)の3人が死亡し、7人が重軽傷を負った事故でタクシーを運転していた松岡龍生被告(67)が過失運転致死傷の罪に問われました。
1審の福岡地方裁判所は「アクセルを誤って踏み込んだ」として禁錮5年6か月を言い渡し、「ブレーキが全く踏み込めなかった」として無罪を主張した被告側が控訴していました。
14日の2審の判決で、福岡高等裁判所の伊名波宏仁裁判長は「事故のあとの車両の検証で、駆動系のシステムなどに異常はなかった」などと指摘し車両の不具合は認められないとしました。
その上で「タクシーの記録装置の解析結果などから、被告が誤ってアクセルを踏み込んだと認めた1審判決に不合理な点はない」などとして、1審に続き、禁錮5年6か月を言い渡しました。