エアガン 長男「パパが撃った」

田川市で1歳の息子にエアガンを発射しけがをさせたとして両親が逮捕された事件で、息子の兄の、4歳の長男が「パパが撃った」と警察などに話していることがわかりました。
警察は、長男の証言についての事実関係を確認しながら捜査を進めています。

田川市伊加利の自営業、常慶雅則容疑者(24)と、妻の藍容疑者(24)は去年11月、自宅で、当時1歳で3男の唯雅くんに(ゆいが)エアガンを何度も発射し、全治3週間のけがをさせたとして傷害の疑いで逮捕され、8日、検察庁に送られました。
警察の調べに対し、2人は容疑を否認しているということです。
唯雅くんは翌月に肺炎で死亡しました。
警察によりますと、常慶容疑者は逮捕される前、「エアガンは自分の趣味だ」とした上で、現在は4歳で、当時3歳だった長男が唯雅くんを撃ったと警察に説明していたということです。
一方、警察は、自宅から押収した複数のライフル型のエアガンは、3歳の子どもが正確に狙いをつけて撃つのは難しいとみて捜査を進めていて、その後、長男が警察や児童相談所に対し「パパが撃った」と話していることが関係者への取材でわかりました。
警察は、長男の証言についての事実関係を確認しながら、複数のうち、どのエアガンで夫婦のどちらが発射したのかを特定するなど捜査を進めています。
また、2人が、息子の定期健診を受診させていなかったほか、子どもたちを自宅に残して外出し近所の住民に注意されるなど、十分な育児をしていなかった疑いのあることが、警察などへの取材でわかりました。
息子は翌月に肺炎で死亡していて警察は、育児状況と死亡との関わりについても捜査を進めています。
警察によりますと、唯雅くんは、生まれてまもない時期に一度受診した以降は定期健診を受けておらず、病院に行くこともなかったということで、田川市も、2人に定期健診を勧めようとしたものの、電話がつながらず、訪問しても不在だったことが続くなどしていたとしています。
また、近くに住む人によりますと、2人は子どもたちを自宅に残したままたびたび外出していて、そのつど、住民が注意するなど十分な育児をしていなかった疑いがあるということです。
警察は、育児状況と息子の死亡との関わりについても捜査を進めています。
地元の祭りで常慶雅則容疑者と知り合い、およそ10年にわたってつきあいがあるという30歳の男性は、常慶容疑者が逮捕されたことについて「祭りにも子どもを連れてきてかわいがっていた。エアガンで子どもを撃つなんて、そんなことをするような人ではない。信じられない」などと話していました。
また、唯雅くんが亡くなったあと常慶容疑者は落ち込んだ様子で、唯雅くんのきょうだいが児童相談所に一時保護されたことについては「子どもがいなくなってさみしい」と話していたということです。