乳児揺さぶり死 父親に懲役5年

去年、古賀市で、生後2か月の娘の体を激しく揺さぶり死なせた罪に問われた父親に対し、福岡地方裁判所は「何の落ち度もない乳児にみずからの感情を爆発させ、相応の非難は免れない」として懲役5年を言い渡しました。
古賀市の建設作業員、木戸義弘被告(38)は去年6月、自宅で生後2か月だった娘の東柚希ちゃんの体を何度も激しく揺さぶり、死なせたとして、傷害致死の罪に問われています。
これまでの裁判で、検察は懲役10年を求刑し、弁護士は執行猶予のついた判決を求めていました。
15日の判決で福岡地方裁判所の溝國禎久裁判長は、「母親の体調が優れない中、愛情をもって娘の養育に関わっていて、養育に伴う被告の負担は軽くなかったと思われる」と述べました。
一方で、「まだ首も据わっていない無抵抗の乳児を、脳内の血管が切れるほど激しく揺さぶるなどして幼い命が失われるという取り返しのつかない結果を生じさせた」と指摘しました。
その上で、「ふだん以上に夜泣きがひどく、日ごろの育児や仕事のストレスといった、みずからの感情を何の落ち度もない乳児に爆発させ、相応の非難は免れない」と述べ、犯行直後から救命措置を行っていることなどを考慮したとして、懲役5年を言い渡しました。