がんゲノム医療外来 九大が開設

九州大学病院は、がん患者の遺伝情報を調べて、より効果が高い治療法を提示する「ゲノム医療」の専門の外来を開設しました。
がんの「ゲノム医療」は患者の「がん細胞」の遺伝子の変異を調べて、最適な治療薬や治療法を選ぶ新たな医療で、その患者にあった効果的な治療につながると期待されています。
福岡市東区の九州大学病院は、この「がんのゲノム医療」が提供できる体制が整ったとして、12月1日から専用の外来を開設しました。
対象となる主な患者は、手術や抗がん剤などの標準的な治療を終えた患者で、がんの遺伝子を検査して、結果を踏まえて院内の専門医が効果的な治療薬や治療法を検討し、患者の主治医に提示します。
課題は高額な医療費で、国はがん対策基本計画の中で「ゲノム医療」を柱の1つと位置づけ各地で普及が進んでいますが、保険が適用されないため1回の検査で50万円から100万円ほどかかります。
九州大学大学院医学研究院の馬場英司教授は「解決するべき課題はあるが、適切な治療を提供していきたい」と話していました。
外来の受け付けは、平日の午前8時半から午後5時までで、受診するかどうかなど事前の相談は電話、092−642−5858です。