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キャスト

  小川万亀…菊川怜
 山梨の老舗和菓子屋「小川屋」の四女。小さい頃から葡萄畑の“隠れ家”で本を読むのが大好き。11歳の時、作文が雑誌「赤い鳥」に入選。東京の女専に進学後、福島県相馬の青年学校教師となる。その後、東京の出版社勤めを経て結婚。厳しい戦中生活の後、故郷に小さな本屋を開く。

  仲川艶子…原沙知絵
 紡績会社の社長を父にもつ最先端のモダンガール。山梨の女学校で万亀と親友に。幼い頃に母を亡くし、小夜と再婚した父に反発、自由に生きようと東京へ。フランス語を学びながらカフェの女給をしたり、ダンサーをしながら小説を書いたりと、神出鬼没。万亀の終生の友。

  田部末吉…山田純大
 山梨随一のワイン工場を営む田部家の一人息子。万亀とは幼馴染み。山梨の大衆酒としか見られないブドウ酒を全国に高級酒として広めるのが夢。銀座のダンスホールの二階に事務所を開き営業に励む。万亀に微妙な感情を抱く自分に気づくが、実業家・坂田の娘と結婚する。

  小川隆吉…田村亮
 万亀の父。老舗和菓子屋「小川屋」の主人。店のことは妻に任せきりで趣味の猟に明け暮れている。英語の雑誌を読んだり、店に蓄音機でジャズを流したりするハイカラな面も。万亀の読書好きを応援してくれていたのだが、万亀が11歳の冬に病気で亡くなってしまう。

  小川芙美…涼風真世
 万亀の母。小川屋の女将として店を切り回している。隆吉とは2度目の結婚。姑の福とは、店のことや子供のことで対立、しょっちゅう小競り合いをしている。子供の教育には熱心で、娘たちを次々東京の学校に進ませる。

  小川秋次…的場浩司
 小川屋の長男だが、父譲りの趣味人で、商売には興味なし。当時最もハイカラな音楽だったジャズに入れ込み、トランペットを手放さない。プロに憧れて上京し、ダンスホールのトランペッターとしてデビューする。

  小川朝美…上原さくら
 小川屋の三女。万亀とは最も年の近い姉で仲がよい。幼いころから美人で評判が高く、成績優秀でオルガンが得意。東京の学校に進学してからは、英子のもとに世話になっていたが、見合いを迫られ、こいびとと駆け落ちする。

  小川英子…三浦理恵子
 小川屋の次女。東京の学校を出たのちは、材木屋に嫁ぎ、進学をしてきた妹たちの監督をつとめる。病弱で自分勝手な夫や気の強い姑の間で、不幸な結婚生活を送る。

  小川弥生…星野有香
 小川屋の長女。東京の裁縫専門学校に進み、万亀のもとに次々と洋服を送ってくる。自らも当時の最先端モガ=モダンガールとして、東京の新しい文化を実家に持ち込む。卒業後は東京でサラリーマンと結婚する。

  坂田八重子…小橋めぐみ
 洋介の一人娘。幼い時から洋介に連れられた社交の場へ出入りしていた為、磨き抜かれた社交性がある。「モロッコ」で父から末吉を紹介され、やがて妻となる。

  古屋広美…葛山信吾
 万亀の小学校の教師。万亀の才能を認め、芙美や福を説得して雑誌「赤い鳥」の購読を勧める。古屋が送った万亀の作文が「赤い鳥」に載ることとなり…。

  田所忠三郎…柳沢慎吾
 福島県相馬の農家。妻の亡き後、1人娘を手塩にかけて育てている。万亀の赴任以来、その娘が読書会に参加。「本なんか読まなくていい。働け」といい、万亀と対立する。

  久三…森本レオ
 小川屋の番頭として、芙美の右腕となり店を盛りたててきたが、ときどき福と芙美の板ばさみになってしまう。田部家でつくられるワインに目がないが、酒には弱い。

  坂田洋介…布施明
 出版社の社長。本業の出版業の傍ら、幅広い人脈を武器に実業の世界で地位を築いている。末吉の手腕を認め、娘と結婚させて、末吉の義理の父となる。

  小西肇…西岡徳馬
 万亀、艶子、秋次らの出入りするダンスホール「モロッコ」の支配人。戦前のモダン文化の代表ダンスホールにも、忍び寄る戦争の足音とともに閉鎖の日が近づき…。

  花村校長…東てる美
 東京で万亀が通う女子専門学校の校長。ヨーロッパへの遊学経験あり。万亀は花村の家に下宿しながら通学となる。

  小川 福…赤木春恵
 小川屋の大女将。昔気質の性格で、「娘は東京の学校を出てサラリーマンのお嫁さんに」という芙美と、教育方針や店の営業方針、ことごとく意見が合わない。

  小夜…松原智恵子
 隆吉の贔屓にしている山梨の料亭街の芸者。紡績業を営む艶子の父の後妻に入り、母娘関係になった艶子とともに、時代の渦に巻き込まれて行く。

  高瀬義朗…錦織一清
 本を愛する銀行員。東京の古本屋で万亀とばったり出逢い、その後、近所のおでん屋で共に本を読む仲に。満州に赴任していった義朗は、再び万亀の前に現れるのか―。

  田部良蔵…松方弘樹
 末吉の父。葡萄を育て、ワインをつくるワイン醸造家。隆吉の親友で、隆吉の死後も小川屋になにかにつけ出入りする。日本をフランスのようなワイン大国にするのが夢。

  小川安春…丹波哲郎
 小川屋のご隠居。今は楽隠居の身でのほほんとしてるように見えるが、その鷹揚で何事にも動じない性格が、実は秋次や万亀ら孫たちから頼りにされている。

 

 
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