ある日（ひ）、田村家（たむらけ）の居間（いま）に子鬼トリオがやってくるが、おじゃる丸は出（で）かけていて留守（るす）だった。そういえば、このところおじゃる丸とすれ違（ちが）ってばかりいて、ずいぶん長（なが）い間（あいだ）お互（たが）いに会（あ）っていないことに気（き）づく。子鬼トリオはなんとかしておじゃる丸に会（あ）うため、待（ま）ち合（あ）わせをしようとするが・・・

今日（きょう）は日曜日（にちようび）ではないのにマコトの会社（かいしゃ）がお休（やす）み。でも田村家では、カズマは学校（がっこう）に、愛（あい）ちゃんはスーパーのパートのお仕事（しごと）に出（で）かけてしまう。おじゃる丸が電ボといつものように散歩（さんぽ）に出（で）かけようとしていると、手持（ても）ちぶさたなマコトがすがるような目（め）でおじゃる丸を見（み）つめて・・・

おじゃる丸が生（う）まれたときからの大親友（だいしんゆう）のウシは、ヘイアンチョウでおじゃる丸のためにさじ袋（ぶくろ）を編（あ）み上（あ）げた。どうしてもそのさじ袋を自分（じぶん）でおじゃる丸のところに届（とど）けたいと思（おも）ったウシは・・・

占（うらな）いハムスターの公ちゃんが森（もり）の中（なか）でドングリを探（さが）している。大（おお）きなドングリをみつけたが、見知（みし）らぬドブネズミが公ちゃんよりも先（さき）にドングリを拾（ひろ）ってしまう。公ちゃんがあわてて手（て）を引（ひ）っ込（こ）めると、ドブネズミはそのドングリを公ちゃんに譲（ゆず）ってくれたが・・・

おじゃる丸が満願神社で貧乏神（びんぼうがみ）の貧ちゃんとのんびりくつろいでいると、本田先生がウサギとびをしながら近（ちか）づいてくる。おじゃる丸と貧ちゃんがいることに気（き）づかず、本田先生は大（おお）きな声（こえ）で気合（きあ）いを入（い）れながら腕立（うでた）て伏（ふ）せやスクワットなどを続（つづ）ける。本田先生のうるささに参（まい）ってしまったおじゃる丸は、あることを思（おも）いついた・・・