流（なが）れ星のかなえ、たまえ兄弟（きょうだい）がまた月光町にあらわれた。今日はなぜか気前（きまえ）よくみんなの願（ねが）いをかなえてあげる、というかなえ。しかしそれはたまえの修行（しゅぎょう）のためだった。

喫茶（きっさ）「一服（いっぷく）」で大せつな人とまち合わせをした辻占い師（つじうらないし）の冷徹斎。ところが、せっかく着てきた白い着物（きもの）にコーヒーをこぼし、大きなしみを作ってしまう。

ふるふるとあまく、ほんのりすっぱく、キラキラかがやく宝石（ほうせき）のようなゼリーのとりこになったおじゃる丸。あんなにすきだったプリンを食（た）べなくなってしまうが…

月光町ちっちゃいものクラブで「危機管理（ききかんり）」を考えることになった。クラブの会合（かいごう）にちこくしてばかりのおじゃる丸は、メンバーのしんらいをとりもどそうとするのだが…

古いものを売（う）っているタナカヨシコが、店のそうこからもち出して川原（かわら）にほした長（なが）いいす。その長さがすっかり気に入ったおじゃる丸は…