いまから千年前まえ、ヘイアンチョウの妖よう精せい界かいに、妖精貴き族ぞくのミヤビなお子さま・坂さかノの上うえおじゃる丸がおりました。
あるとき、おじゃる丸は「エンマ大だい王おうのシャク」を手に入れます。そして、エンマ大王からにげまわるうちに「月の穴あな」に落ち、月げっ光こう町ちょうにたどりつきます。
月光町を気に入ったおじゃる丸は、そこで出会った小学生・カズマの家いえでくらすことに。シャクをとりかえそうと子こ鬼おにトリオもやって来て、変かわり者ものばかりの町の人たちもまきこんだ、にぎやかでゆかいなさわぎがくり広げられます。