カナダのプリンス・エドワード島に父とふたりで暮らしていたエミリーは、森の木々や動物たちを友達とし、彼女にだけ見える “風のおばさん”や“妖精”などと共に自然の中の生活を楽しんでいました。しかし、突然、愛する父を失ってしまいます。厳格なエリザベス伯母さんに引き取られ、ニュームーン農場で新しい生活を始めることになったエミリー。彼女は、イルゼやテディ、ペリーという無二の親友に出会い、村や学校を舞台に様々な騒動を巻き起こします。自由な発想をし自分を主張する彼女は、伝統的な価値観を大切にする伯母さんと、ことあるごとに衝突してしまうのです。
新しい生活の中で感じる孤独や不安を、亡き父親への手紙にしたためていくエミリー。文章を書くことが好きな彼女は、いつしか小説家になることに憧れはじめるのですが…。
1874年11月30日、プリンス・エドワード島のクリフトン(現ニュー・ロンドン)で生まれる。若くして母を亡くし父と別れ、祖父母に養育された彼女にとって、将来作家になって自立することが夢であった。「赤毛のアン」で認められ、児童文学作家としての名を不動のものにする。その後、「ストーリー・ガール」「黄金の道」「青い城」「丘の上のジェーン」など、世界中で読み継がれる名作を数多く生み出す。
1923年から出版された「エミリー」シリーズ(3部作)は、彼女の日記を題材とした自伝的作品。
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